4月17日。
昨日までの必死の検品を終えて、今日は袋入れ、箱詰め、発送までの作業。
発送作業は人数も多くなるので、常々事務所を使わせてもらっている近くの農協へ。
今日仕事が休みの黒田さんは9時前から、私は朝のお餅仕事、あやさんは玉子屋さんでの仕事を終えてから
作業に加わります。
遠距離にもめげず来てくれた石巻の織り屋のかのうさん、女川からS夫人、そして近所の折り手さんのOさん
も来てくれて心強いです。
でもやっぱり間に合うか、新聞バッグの数は足りるか、と胸がドキドキは変わりません。
「大丈夫かなあ、足りるのかなあー」
「大丈夫じゃないですかねえ。ぎりぎり?」
「ひゃあー! 破れてる。あーーー、もったいない」
口も動き手も動き、合間にはパンつくりからケーキ作りの話まで、話題はつきません。
これ、もじゃくりバッグといいます。 よそから頂いた新聞紙を揉んで揉んで布のように柔らかくして仕立てる
一手間も二手間もかかった新聞バッグです。東北新聞バッグプロジェクトで高知銀行さんのノベルティーとして
採用して頂いたのがこのバッグだったので、手間がかかることを承知のうえで、本年最後になる高知銀行さんの
お仕事をもじゃくりで締めくくることにしました。
が、やっぱり紙を揉むのは大変! 揉んでるうちに破れる、擦れてよれよれになる、ふわふわなので折りにくい、
などなど折る人の苦心がひとつひとつのバッグに表れていて、ダメでも使いたいという矛盾した心境に取り付かれて
なかなかこの検品は疲れます。
が、そうもいってられないので、いよいよ箱詰め作業開始。
そしてついに出来ました。今日のところは10箱。
この大きな海の手山の手の名前が入った大きなダンボール箱は、ダンボール会社のレンゴーさんが作って
くださった支援品です。 普通は使わずスーパーのダンボール箱で間に合わせて、これぞという時に使用します。
たくさん作っていただいたのですが、ずいぶん使いました。
黒田さん、あやさん、私の3台の車に乗せてヤマトへ。とうとう発送開始。残る4箱は明日詰めて発送作業完了
の予定です。
終わったところで、私は会議で道の駅へ。
家に戻ったのは9時。一人、黒田さんはまだ箱詰め作業中でした。ゆっくり確実に作業を進めるつもりだったんだけ
れど、結局はこういうギリギリ仕事になるのです。
明日で終了。 がんばりますよーー!