秋田見聞

2年に一度の道の駅出荷組合の研修旅行。今年は秋田県の道の駅視察。泊まりは男鹿半島の

男鹿観光ホテル。行ったことがないのでよく解りませんが、男鹿半島はナマハゲがいるところらしい。

一行45名、7時半に出発して東北道を一路盛岡へ。盛岡から日本海側を目指して道の駅「雫石あねっこ」

向かいます。ここはまだ岩手県。

「あねっこ」では、運営に携わる会社の方と出荷組合長のお話をうかがいました。東関東大震災で客数が

激減した大打撃に加えて、昨年の大雨土砂崩れの傷跡も生々しく、生産者の苦労お同じ、がんばっていきまっしょい、という意気込みも同じ。

同じ道の駅の生産者として、これからも自然災害に見舞われない平穏と商売の繁盛を祈るばかりです。

いくつかの道の駅の見聞を重ね、男鹿観光ホテルに到着。

ホテル6階の窓から見た男鹿半島の海に向かって広がる広大な樹海。これにはびっくり!こんな大きな
深い樹海を見るのは富士山麓の樹海以来です。

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ちなみにホテルの地下にあるお風呂は樹海。風呂に入れば樹海を見られるのかと期待しましたが、真っ暗で何も見えず。8階にあるお風呂は眺望が素晴らしい!とは入った人の話です。

 

夜は8時半に宴会を切り上げてナマハゲさんの太鼓ショー。ド迫力でした。

ナマハゲさんの後はホテル内で2次会。カラオケで唄って唄って唄って、終わったらラーメン屋に繰り出して
終了。ということだったようですが、私は途中で失礼したので終了時については不明。

道の駅オープンしてから13年。すっかり頭が白くなった生産者の方たちは楽しそうでした。

2日目の初っ端は男鹿半島、入道崎。

広い広い広い広い草原の先には広い広い広い広い海があたかも「地球は丸いんだよ」というようにまーるく広がっています。

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お土産屋の前で睨みをきかすナマハゲさん。

包丁持ってこれは怖いわ!

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南の風と北の風がぶつかっていつも冷たい風が吹くので「名づけられました」という寒風山。

展望台は台のほうが回って四方を見下ろせるようになっています。

海も干拓で5分の一残された八郎潟も一望の下。

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1日の行程表の中には「国家石油備蓄基地」という馴染まない文字が・・・。「これは何?何でこんなところを
見るの?」と訝しんでいるうちに到着してしまいました。

ここは北海道備蓄基地に次ぐ日本で2番目に大きな日本の石油の備蓄基地なのだそうです。

見かける人の全員の頭にはヘルメット。もしや・・・、と思っているうちに全員ヘルメット着用の指示が出て、
生産者一同青いヘルメットを被り、バスで基地内を回ります。

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地上タンクと地下タンクがありますが、基地内はきちんと整備されて実にきれい。とにかく火災事故が起こらぬように、念には念を入れて更に念を入れて、二重にも三重にも備えがなされているのが解りました。

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地下石油備蓄タンクの清掃が行われているのを見学。石油が空になって沈んだ蓋の上で作業中の作業員がアリのように小さく見えます。

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はい、ここで時間切れ。

毎日の暮らしの中でこれだけ石油を使っていても、備蓄がどうなっているかなんて想像したこともなかったのですが、ここで仕事をする人たちに石油は護られているのだと知りました。

 

日頃生産物を直売所に運ぶだけの日々で、時間が違えば生産者同士、顔を合わせることも少ないのですが、こうして旅に出れば、これまで話をしたことがない人と同室でお布団を並べて話し込んだりして、また
新たな付き合いも生まれます。

楽しい2日間でした。

また2年後、みんな元気でしっかり働いて研修に出かけられますように・・・・・!