紙の創作展

3日間東京に行ってきました。

暑かったー!! 特に駅から出た時の熱気。こりゃなんなんだ、というくらいに暑かった。
比べれば東北の暑さなんてかわいいもんです。朝夕は寒いくらいだもん。

濃密な3日間でした。1日目は東京新丸ビル14階にあるパソナ本社の会議室をお借りしての四万十+海山
会議。これはもう大がかりで簡単には書ききれないくらいの密度濃い会議だったので次回に。

翌土曜日は、静岡県、三島の佐野美術館で開催中の吉澤章氏の創作折り紙作品展へ。またもや山形で一緒に遊んだ年寄りともだちと忘れものを補い合っての二人旅です。

東京から三島まで1時間。夫の勤務が東京になってから、ほとんど乗ることがなくなっていた山陽新幹線に
ずいぶん久しぶりに乗りました。ウン十年ぶりかもしれない。東北新幹線より少々古びた感じだったけど、
まず後ろの男性が、次には横の男性が、そしてもう一人が、私のまわりの男性3人がタバコを吸い始めたのでビックリ。「こだま」はまだ禁煙はないの?それとも私が喫煙者に乗ったのか。

吉澤章氏は、一生を折り紙を折ることに捧げた折り紙の作者であり、折り紙をオリガミアートとして世界に広めた方です。
一昨年の春、東京自由が丘の産経カルチャーセンターで新聞バッグ作りの春講座を受け持った時に、教室にみえた桜井さんというオリガミを折られる方とお知り合いになり、今回のオリガミの創作展に誘っていただきました。桜井さんはもう亡くなられた吉沢先生の最後の生徒さんだったということです。

 

佐野美術館は緑と湧水のお庭の中にありました。

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このペンギンの親子みてください。母親のうつ向き具合、子ペンギンの母親を仰ぐ顔。ほんとにこれが紙か、と信じられないような魂のこもった動物たち。

先生は紙に向かう時に、1枚の紙に向かって深く頭を垂れて手を合わせ、祈られます。それを折り上げるまでに2、3度繰り返される。紙で折られた動物も生き物も、手先、指先、尻尾の先まで命が吹き込まれたような作品の数々でした。見せて頂いてよかった、と心から感銘を受けました。

 

お庭の食堂でお蕎麦を食べてから、三島の町を散策。とても暑いのですが、三島は富士山からの伏流水
がそこここを流れる湧水の町でした。

水べりに降りるとそこはひんやりとした散策路になっていてどこまでも続き、子供も大人も水辺で遊んだり
涼んだり。これほどの水に恵まれるなんて、なんと羨ましい環境!!

DSCF1976子供たちは水の中でキャアキャアワアワア、ドッジボールの最中。

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向こうの木々の中でも、キャアキャア子供の声とジャボジャボみずの音が聞こえていました。

三島は湧水の町でした。暑かったけれど、私も水の中に入って、足湯ならぬ足水を楽しんできました。