NPOとお見舞い

気温が上がったみたいで、なんとなく近辺ビチョビチョしています。雪は真っ白に積もった時はきれいなんだけど、溶けかける時は汚い。土と混じってどろどろ。

今日見た田んぼの中の白鳥とマガンは見事にどろどろに汚れてましたっけ。

1月も終わろうとする近頃の夕方の空には、近くにあるラムサール条約指定地である蕪栗沼や化女沼のねぐらに帰るガンや白鳥がコウコウと鳴き交わしながら編隊を作って飛んでます。あのVの字を率いて先頭を
飛ぶ白鳥の姿を見上げていると、なんとなく感動します。そして毎回不思議だなあ、と思う。

土曜日。
仙台の市民サポートセンターへ。いろは塾というのがあって、NPO設立に関してお話しが聞けるそうなので、NPOというのがどんな団体なのか、詳しくうかがうことにしました。これまで任意団体として3年近く活動してきた海山ネットもやっている仕事がだんだん大きくなって込み入って来たので、ちょっと整理する時期に
来ている感があります。

NPOというのは「難しいよー」と聞いてきたけど、団体の仕組みそのものは難しくなくて、多くの市民からその
団体の公共性をきちんと見てもらうという形にするための書類作りが大変なんだ、とよーく理解できました。

そしてNPOになってからの事業内容の報告をする書類作りがまた大変なんだ、と解かりました。

でも当然だよなー、と納得し、ドサッというくらいの分厚い書類を頂いて帰ってきました。

がんばろうー!!

 

日曜日。

今日は三本木の天然酵母パン工房「青い虹」さんでのパン作りと新聞バッグ作りをコラボしてワークショップの第1回目の日。パン作りの講師は「青い虹」さん、新聞バッグは海山のクロダさん。
案内のチラシなども全て「青い虹」さんのほうで用意して頂いて、海山はただ行くだけになってしまって申し訳なかったのですが、参加者は8名。パンを作って焼いている間に新聞バッグを作り、お昼も出るそうで
楽しそう。私も行きたいところだけれど、お餅の仕事があるので無理。

でも1回行って、パンも新聞バッグも両方作れちゃうというのは、楽しいじゃないですか。お菓子作りも教えてもらって、可愛い新聞バッグ作ってお土産とかプレゼントにしたい。妄想です。

 

午後、

南三陸の新聞バッグエキスパート、けいこさんのところのおじいさんが入院中の若柳市立病院へ。

大震災後、避難先の鳴子温泉で知り合ってからもうすぐ3年。おじいさんにもおばあさんにも実に優しくして頂いて大変お世話になりました。

もうすぐ88歳になるおじいさんは、闘病中であってもとてもしっかりされていて、「せっかく拾った命だから
死ぬわけにはいかん」と。「大きな点滴3本打ってもすぐトイレに行ってご飯も3食しっかり食べる。寝てると身体がなまるからリハビリもやっている。あんまり良くないと先生は言ったがいったんは帰る」ということで
月末にはおうちに帰られるようです。

病院に行く時には雪がなくて、帰ってくる時には雪が降りしきり、家に戻ると雪はやみ、夕方温泉に行く時には「止めようか」と思うほど雪がひどくなり、温泉宿から出てくると止んでました。

今日の温泉は私一人の貸し切り。「ぬまくら」。ほんとにいいお湯です。旅館の方たちも物言いがあったかくて嬉しくなります。