いい時間

昨日からやっとお餅をつき始め、売り始めました。一昨日の夕方、久しぶりに近所の食品スーパーに買い物に行ったら、従業員の方が現れて「どーしたのォ、お客さんが心配してるよ」

4キロくらいも痩せて寒くないようにスカーフでぐるぐる巻きにしているのに、よくわかったなあ、と思って。

でもほんとに有難いこと。がんばらなくちゃ、と時間をかけながら今朝はゆっくり時間をかけてお餅を作って
道の駅まで持って行ったら、これが全然売れないんだなあ。明日まで置いたら硬くなるからと、閉店前に
とりに行ったら、なんと、値札の日付が11月14日になってた。今日は25日でしょうが。

売れるわけない。売れたら困る。
まあ、のっけからとんでもないですねえ。気を付けよう。

 

海山ネットを発足させてから、何かとお世話になっている大崎観光公社の元代表H氏が新しくお仕事を始められることになったので、今日は時間があるうちにとうちに寄ってくださいました。

クロダさんにも来てもらって楽しい時間を過ごしました。

H氏はもともとは角田市出身で、今は塩釜住まい。問わず語りに大震災の時にどこでどうしていたか、という
話になって、「私たちはやっぱりいろんなもの見てしまって深く傷ついちゃったんだねえ。元には戻れないね」
私はこの頃つくづくそう思います。大災害とはこんなもんで回復はできない。無理だわーって。

東京あたりでは南海トラフだかなんだか言ってるけど、この災害はなってみなきゃわかんない、って。
どんなに深く傷つくか。外側の話じゃなくて、心の問題。だからこそ楽天が優勝したらあんなに涙こぼしてみんなで喜ぶんです。ハードばかりに集中してたら理解できない話だよね。

Hさん、仙台までパレード見に行ったそうです。23万人だもんね。あの狭い町で。私も見たかった。

Hさんが帰られた後、あやさんがやってきました。その後由美さんもやってきました。

それからぜんざい食べながらおしゃべり大会。
いつも思うことですが、由美さんの感性に私はよく感心します。
人様へのお土産に新聞バッグに何を入れて送るか、と考えて、由実さんはこの町の名物竹細工を思いついたそうです。

それで私は今まで忘れていたけど、勿論由実さんも私も、この集落の大抵のお母さんたちは、篠竹を細く割いた竹で竹籠を編めるんです。竹籠を編めるんだから、あけびの蔓や藤蔓なんかの籠も編めます。お餅ついてない時は籠編んで売ってたわ。思い出した。ミカン入れるくらいの竹籠だったら何個も何個も作ったわ。

 

そうか。竹籠も布ぞうりも編めるよねえ。豆腐もいっぱい作ったわ。過去にいろいろ作ったもの思い出して
もう1回やろうか。今やらなかったら、なくなっちゃうよね、と燃えました。

 

楽しいいい時間でした。