iPad-70の手習い

思い立って、夫がiPadという機器を練習することになりました。

普段はパソコンで文章を書いたりしていますが、パソコンの前に座ると、なんかこう気軽に書くという
感じではなくなるので、椅子に座ってたり、病院で長く待ち時間があったりする時に、ポツポツと書ければ
いいんじゃないかなあ、と思い立ったものです。

でもパソコンと比べて、あの薄っぺらい、画面を撫でるとくるくるくるくるアイコンが動き回るiPadというのは
馴染みがなくてどうも取り付きにくい。

スマホというのも同じで、周りの人達が思い思いのお洒落なスマートホンをくるくる指で動かしながら
使っているのを横目に、未だに携帯を使ってますが、流石に近頃は携帯の画面が小さくて、変えたいなあ
と思うようになりました。でもやっぱり取り付きにくいのは同じです。

 

使い方の本を読んで理解できる自信もないので、いつもおパソコン関係ではお世話になっているKさんに
ご指導をお願いしました。
お世話になった翌日から、時間をみては、夫はiPadを手に、ポツポツキーを叩いています。

夫は大学卒業後に入社してから定年退職するまでコンピューター会社の社員でした。
入社してから数年、営業職に転ずるまではシステムエンジニアという職種で工業関係の会社のコンピューター
のプログラミングをしてました。

静かなオフィスでは何人ものSEたちが1日マニュアルを読み、ページを繰るる音だけが聞こえていたことを     思い出します。私もそこにいたので。

 

ところが、営業職になり、年をとって管理職になり、パソコン業務を若い方々に任せるようになると、
急速に自身のパソコンパワーは衰えたようで、町のパソコン教室に通ったりしてました。
忘れないのはキーを叩く指だけ。これは指が勝手に覚えているので忘れないです。

 

夫が会社にいた時代には大きなコンピューターしかなかったのに、今ではほんとに小さくて持ち運びができて
好きな所で文章書いたり、調べ物をしたりができるようになって、「ほんとに便利になったもんだね。こんな日が
来るなんて想像もしなかったよね」と二人で話します。

元を知っているだけに、ほんとにこの進化は凄いな、と思います。
iPadに熟練したら、facebookなんぞに登録して、もしかすると昔一緒に仕事をした同僚の方々と話が
できるようになったら楽しいだろうねえ、と期待しているのですが・・・。

ともあれ70の手習い、話ができるようになるまで、時間がかかりそうです。