今日は今年最初の第1回目道の駅出荷組合の会議でした。
今日の会議で昨年度の収入の黒字とか赤字とかが明確にわかります。
残念ながら赤字。昨年よりも大幅に収入を落としました。
生産者が怠けたわけではないんです。みんな真面目に一生懸命に仕事をしました。 会社も出荷組合を援けてくれました。それでも売り上げが下がってしまったのは、放射能のせいです。
出荷組合の年齢構成で最も多いのは60代、70代。田んぼで畑で働いて、間の時間を山に入って
山菜を採ったり、茸を栽培したりしてあげていた収入が、放射能被害によって奪われてしまいました。
収入だけではなくて楽しみも。
きっと山の中は採らない山菜やキノコでいっっぱいだと思います。うちでも採れなかった竹林の竹が
にょきにょき伸びて過密状態。本当は整理しなきゃならないのですが、果たして今年、来年採れるのか。
怪しいです。大丈夫といえる日が何時くるのか。
とんでもない被害です。ここは福島ではないので検査を受ける態勢が整っていません。自腹を切って
検査を受けてそして売れない。なんてバカバカしい状況がこの先も続くわけで、実に腹立たしいです。
補償の請求は勿論するとしても、お金を貰うより環境が元に戻ってほしい。
もう山採りの山菜は諦める他なくて栽培を学ぼうと出荷組合では研修会など開いていますが、山菜が畑で採れるようになるまでにはずいぶん長い時間がかかるそうです。それまでにみんなもっともっと歳をとっちゃいますよ。
でも今の事態は早急には変わりません。課題の多い出荷組合会議は3時間。
今年も検査をしながら安全な品物を出していく努力が続きます。
原発の稼働なんて聞きたくもないです。
お疲れ様でした。また新しい年のはじまり。みんなで力を合わせてがんばりましょう。