お餅のはなし

暑いですねえ!

この山の中に居ても「アツアツ」言ってるけど、南三陸の仮設住宅住まいの小野寺さんが「仮設はアッツイよー!」
と言ってましたっけ。
天井が低いし、床が地面にくっっついているようなものだから暑いでしょうねえ。
クーラーがついていたけど、あの狭さでクーラーつけていたら、体おかしくなると思う。

菊のお花の件、皆様方のご協力のおかげで、大体の行く先が決まりました。
今年のお盆は花は豊富なんだそうです。

ともあれ小野寺さんが復活されたこと、ほんとによかったと思います。

今朝は海山代表よっちゃん農場に、お餅のことを調べたい学生がみえるというので、私も同席しました。
隣の集落の農家息子さんで、大学を卒業したら農家を継ぐ、ということなので楽しみです。
家で次ぐ仕事があるっていいですねえ。

お土産にと大学で作った、加工食品をいくつか頂きました。
ジャム、とかトマトピューレーとか、焼肉のたれとか。こういう食品を学校のお勉強の中で作るなんて
楽しそう。

お餅に関して言うなら、

私はお餅を作り始めて10年近くになりますが(それまではお餅には全く縁がなかった。お餅はお正月
に食べるものだ、くらいに思ってました)、お餅というのは食品として大変優れもんだと思います。
けれどその生産の仕事は地味で、お餅を扱うのはなかなか難しいです。お餅という食品の性質が
難しいのです。どこまで行っても「わからないなあ」と頭をひねってます。

優れている、と思う理由は
おもちは少量でも食べれば満腹感があります。
災害などの備蓄食品として利用すれば、お米の30キロ袋よりも家庭で置きやすいと思う。
ラーメンをため込んでも、家族4人で1週間なんて、置けないし食べられないです。レトルト食品などは
お皿が汚れて、後の手間がかかる。
醤油や味噌やきなこ砂糖,など家に常にある食品を利用すれば主食代わりにもおやつにもなる。

それから携行食品としてもいいんんじゃないかと思います。
私はここに住み着くまで、山歩きをしていましたが、お餅を持って行って、網で焼いたりお湯で柔らかくして
きなこ餅にしたりラーメンに入れたりしてました。バーバキューで焼いてもいいし、アウトドア食品としても
優れもんだと思います。

というようなことがあんまり認知されていない。
それと黴びるので、そこをなんとか適切に工夫しなければならない。
かびさせないために水分をなくすと、パサパサして美味しくなくなります。

いろいろ難しい点はあるけど、餅米は今新しい品種がいくつか出てくるようですから、青青とした田んぼを
保てるように、お米の食文化をもっと盛り上げるように、がんばってほしい、とお話ししました。