南三陸へ「菊作りは奥が深いです。脱帽、志津川菊!!」

小野寺さんの菊を見に南三陸へ行ってきました。

先日東北村催事の村民交流で小野寺さんの菊畑を手伝いに行った時に、お盆用菊は8月1日くらいから
切り始めると聞いたので、その切り前を見に行きました。切り前というのは切り時のこと。お盆の12日に
必要な菊はその10日前くらいに、蕾に花色が出たくらいで切ります。

その時の葉の状態、大きさ、花の状態, 使う道具、全部見たい、知りたい。

南三陸に行く度に毎回書きますが、何にも変わりません。風景はおんなじで、流された家の礎石や
積み上がったガレキが草に埋もれています。1年4か月も経つのに、何にも変わらないのはどーして?

菊畑は変わってました。前回見たのは東北村催事でみんなで小野寺さんの菊畑の手伝いに行った時ですが、
背丈が伸びて、出荷直前の姿にできあがってました。
やっぱり凄いね。!
私たちがやったら、なかなかこうはいきません。出荷に丁度いいように出来上がるなんて、運みたいなもんで
早くに咲いちゃったり、1週間も遅れて咲いてみたり。一色咲いたけど後は咲かないとか、アクシデント多発。   やっぱ、腕がいい、ってことはこういうことなんですねえ。
ほんとに、花も時期もぴったんこじゃないですか。!

葉っぱが小さくて花が大きい。これも素晴らしい。
うちのはどうだろう。葉っぱが大きくて花が小さいとか。それに時期が会わなかったら最悪です。

同じ高さで同じ花の咲きごろで見事に並んでます。

これは小野寺さんの菊畑の下にある大規模菊栽培者Oさんの菊畑。全体の菊の5分の1くらいだそうですが、
やっぱりプロ。何万本だかの菊がちゃんと切れるくらいに出来上がってます。凄いねえ!!
これを見ると、菊は復活する、と確信します。

名前はわかりませんが、菊の出荷に必要な大きな機械が運び込まれていました。

海山ネット代表よっちゃんや東北村の村民で一緒に作った棚もちゃんと活躍してました。

本格的出荷を前に、ハウスで花束を作る作業中の小野寺さんご夫妻。
お盆用の輪菊は、志津川菊として東京市場に出荷されますが、サイズが少し小さかったり、葉に少し傷があったり
するものは、花束にして近隣の町のお店などで販売されてました。震災前までは気仙沼で販売されていたのだけれど、今は気仙沼がそういう状況にはないので、海山ネットや東北村で販売を考えたいと思っています。

昨年の秋ごろまでは小野寺さんの菊栽培再開の決心はついていませんでした。
あまりにも何もなかったからです。今年の早春から自分で畑を耕し始めて、ほぼ半年、まだ量的にも元に
戻ったとは言えないけれど、復活されました。
この菊の花束の販売に、是非皆様のご協力お願いします。
うちで販売できる、という方がいらっしゃいましたらご連絡お願いします。

omochi@uminote-yamanote.net