今日はお彼岸の中日です。
南三陸の小野寺さんに作り方を教えていただいた小菊、輪菊が咲き始めまし
た。お盆は開花がずれて、遅れましたが、お彼岸はピッタリでした。
彼岸の入りの数日前から、蕾が綻びかけたものから切って花束にして販売して
います。
最初は少しずつでしたが、咲きそろうにつれて大変な重労働になってきました。
宮城県は全国でも1、2位を争う切り花の需要の多い土地であるというのは、
宮城に住み始めてから私の花栽培の師匠から聞いたことですが、道の駅でも
近所のスーパーマーケットの花売り場でも、女性も男性も5束も6束も腕一杯に
花束を買う姿を見て最初は驚いたものです。
年配だろうが高齢だろうが男の人がこんなにたくさん花を買うというところは
他にはないのではないでしょうか。
お盆やお彼岸だけではなく、普段の時も仏壇やお墓に備えるお花の需要は
途切れることはありません。仏壇やお墓やご先祖様を大切にするという風習
がこの土地では今も生き続けているのでしょう。
毎日たくさんの花が必要なので彼岸の入りから今日まで、花の切り続けです。
日中は花は切れないので夕方から切り始め、夜は遅くまで花束作り。
菊を作ってみてわかったのですが、菊は花も葉も勢いのある生命力を感じさ
せる魅力的な花です。
でも、とても茎がしっかりしていて背丈は大人の男性よりも高く、切って束ねる
と重い。切っては運び切っては運びしているうちにヘトヘトになってきました。
菊栽培は肉体労働であると骨身に沁みて感じさせられる日々です。
あと10日ほどは続きます。がんばります!